金子整形外科

当院は「とにかくよく説明すること」を方針に掲げています。医師は診察室でしか患部を診ることができませんが、患者さんは24時間365日症状と付き合います。症状改善には患者さんの「治そう」という意識と自己管理も大切ですから、症状や治療について、患者さんご自身がしっかりと理解していなければなりません。専用の説明用紙をご用意したり、何度もお話ししたりして、ご理解いただけるよう努めていますので、不明点は何でもご相談ください。開業から四半世紀を超え、診療体制は医師2人から8人（2025年1月現在）へと大きく変化しました。脊椎や手の外科、股関節など、それぞれ整形外科に精通した医師ばかりです。医療の専門分化が進む中、各分野のプロフェッショナルの診療を受けられるのは大きなメリットでしょう。整形外科以外にも、一般的な症状であれば短期間に限って対応しています。運動器の障害や痛みを抱えた方にとって、通院は大きな負担です。当院でできることは可能な限りサポートしたいですし、必要な場合には専門の医療機関にご紹介しますのでご安心ください。

お一人お一人の患者さんに時間を取り、きちんと向き合いながらお話しすることを大切にしています。外国語話者の方や、耳の不自由な方がいらっしゃったときは、翻訳ツールや音声文字変換ツールを活用することも。ご高齢の方で理解に不安がある場合は、ぜひご家族と一緒にご来院ください。疑問や不安も丁寧にご説明させていただきます。「自分の病気について理解できた」と安心していただけるような診療が理想ですね。患者さんとの情報共有には、血液検査の結果やエックス線検査、MRI検査の画像を役立てています。多種多様な検査機器は、当院の強みの一つです。脊柱管狭窄症との鑑別が難しい閉塞性動脈硬化症や、血圧脈波検査でのスクリーニングもお任せください。先端のデジタル技術を取り入れる一方で、触診ではアナログな面も重視しています。熱を持っていないか、腫れていないか、触ってわかる違和感がないかなど、患部に触れ、動かしてみてようやくわかることは多いですから。幅広い視点を持つ医師として、患者さんの悩み事に応えていければと思います。